超内向的な自分が人前で話せるようになったって話
好きな人に嫌われたくなくて、
私これ好きなんだ!
(本当は好きじゃないのに)え、俺も好き!
じゃあ今度そこへ行こうよ!
と本音が言えない自分。
(もちろん好きじゃないからノリ切れずに、デートは散々)
ぼっちになるのが怖くて、
どこかのグループに混ざって、
面白くもない会話に愛想笑い。
バイトの社員に怒られるのが怖くて、
怒られる恐怖に怯えながら
ご機嫌を伺う日々。
人前で話すのも超苦手で、友達なんて1人もいない。
この生活を大学1年を終えるまでの間続けていた私は、精神的にもう駄目になっていました。
「あれ?俺何のために大学へ来たんだろう?友達だってたくさん作って、楽しいキャンパスライフを送るはずだったのに…勉強だって頑張るはずだったのに…」
もうなにも頑張る気になんてなれなかった自分が、そこにはいました。
そんな感じでなにをする訳でもなく、
2年生を迎えることに。
語学のクラスも繰り越しで、
同じメンバーでまた授業を受けなければならないことを知り、地獄のような時間がまた来るのか…と。本当に大学をやめることも考えました。
(まあでも、いかなる場合だろうと、結局やめるという選択肢は取れなかっただろうけど)
で、さすがに何とかしないと本当にやばい。
そう思った私は、それこそ人間関係の本や、ブログを読み漁り、どうしたら友達が出来るのか本気で考えました。
そこで私が出した結論は、初対面の場所を作る、ということでした。
絶望…そして希望
でも恐ろしいことに、サークルは途中加入できない、語学のクラスも繰り越し、友達が出来る環境なんてなかったんです。
あの時のことは今でも覚えてますね。
生きる希望の扉が閉ざされたような感覚。
相談できる友達は当然おらず、親に相談することもできず、、途方に暮れていたのですが、ある日、転機が訪れます。
学内で英会話教室!
1回45分空いた時間を有効活用!
そんな感じのポスターが置いてあったんです。
もともと英語が得意な方だったし、
英語が話せるようになりたかった、
と自分に言い聞かせ、
とりあえずガイダンスにだけ出てみることにしました。
ガイダンスにて、想像以上の1年生の多さに驚きましたが、藁にもすがる思いで、「友達作りのために」この英会話教室に通うことを決めました。
年間15万くらいかかるので、結構バカにならない訳ですが、そんなの関係ありませんでした。それだけの価値がこの講座にはある気がしたのです。
初めての英会話教室
新学期が始まり、1か月くらいの期間を経て、英会話教室もスタートしました。
初めて教室に行った時は、もうドッキドキ。
うまくいかなかったらどうしよう…友達できるかな…なに話そう…
もう不安で不安で仕方ありませんでした。
これを逃したら終わり…そんなプレッシャーに押し潰されそうでしたが、最初が肝心だということも分かっていたので、気合いで頑張ることにしました。
教室の前に立ち、恐る恐るドアを開けると、
既に2人の女の子がいました。
「はじめまして!」
そう話しかけるつもりでした。
ところがどっこい。
緊張のあまり言葉が出ず、
ペコペコと会釈しか出来なかったのです。
そして着席。気まずい空気が流れます。
(うわ〜やらかした〜)
そう思っていた私でしたが、しばらく女の子同士の会話も無いことから、みんな友達ではなく、初対面だということに気づきました。
だったら緊張で話せないのは俺だけじゃなかったんじゃないか?と思うと、少し気がラクになり、思い切って、鉄板ネタである「所属している学部は、サークルに入るか、入るならどんなサークルか、出身はどこか」といった話題を皮切りに会話を広げていきました。
この時から、私にある感情が芽生えます。
「やっべぇ!!初対面楽しい!!!」
もう誰とだって仲良くなれる、そんな自信まで湧いてきました。
(今思えば、こういう英会話教室みたいなやつって、基本真面目な人しか来ないので、自分にとって接しやすい人が多かったのも関係していたんだと思います。やはり環境って大事だなと思いました。ちなみに2年生だってことはずっと隠してました(笑)カミングアウトしたときの反応は面白かったなぁ)
その後はと言うと、他の人も数人入ってきたのですが、同じように鉄板ネタをつかい、自分を中心に盛り上がらせることが出来ました。
そう、失敗に思えた初対面の場は、大成功に終わったのです!流れに身を任せてしまえば、人間割と出来ちゃうものです。
この成功体験の後は、
講師の先生が、みんなに仲良くなって欲しいという優しさから、共通点探しゲームとか、ボールを使った簡単なゲーム、ミッ◯ーのモノマネといった、様々な仲良くなるための工夫を凝らして下さったおかげで、加速度的に人と話すのが楽しいと思えるようになっていきました。
キャッシー先生には本当に感謝してもしきれないですね。可愛かったし、もう結婚したい(笑)
まあ、既婚だったんですけどね(^-^)v
もう誰にも止められない!
この英会話教室のおかげですっかり自信のついた私は、もう止まりません。
地獄のように思えた語学で、隣になった女の子に話しかけてみました。
(新学期ということで席替えする事になった。)
「初めまして!これからよろしくね!」
と、笑顔で話しかけました。
すると、意外や意外。
「こちらこそ!よろしくね!」
笑顔で返してくれました。
そうなればこっちのもの。
またまた鉄板ネタを使って話を広げていき、仲良くなることができました!
ほんとうに鉄板ネタって外れることが少ないので、オススメです(`・ω・´)
(だから鉄板ネタっていうんですけどね!!笑)
もちろん、その後も苦労が無かったわけではありませんが、少しずつ、少しずつ、人と話すことの苦手意識はなくなっていきました。
高校からの知り合いで同じ学部の子からは、「すーじー君なんか変わったね?どうしちゃったの?」と言われるまでになりました。
(実はこの知り合いは前に私のことをコミュ障だと馬鹿にしてきた張本人、、、いまでも少し苦手…なんだけど、この言葉を掛けてくれたおかげで、私が変わることに成功した事実を客観的に知らせてくれたから感謝してる。それが今の自信にも繋がっていますからね!)
伝えたいこと
この話を通して分かって頂けたかどうかわからないんですけど、やっぱり初めの一歩って相当大変です。
でも、その一歩さえ踏み出してしまえば、どんどん自分を成長させていくことが出来てしまいます。
この世の中ってすべてそうだと思うんです。
最初はなにをどうしていいかさえわからない。
でも少しずつやっていくうちに段々わかるようになってきて、最終的には無意識的に出来るようになる。
人前で話すことだって例外じゃありません。
最初は何を話していいかわからない、よくあるノウハウを試してみても、うまくいかない事もあるでしょう。
でもそういった経験を積み重ねていくうちに、徐々にコツを掴んでいくんです。
この人は喋るのが好きだから、話を聞いてあげると喜ぶ、とかそういった具合に。
コツを掴んでしまえばあとは余裕です。
だから実行あるのみです。
とにかく楽しもう!
是非、人前で話すのが苦手な人は
そのコツを掴む過程を楽しんでやって欲しいです。
今日は「笑顔を意識しよう」、「ソの音を意識して話しかけよう」といった具合に。
それで上手くいってもいかなくても、気にしないでください。
人って思ってる以上に他人に興味ないです。
ほんとです。
明日には忘れてます。
もし仮に覚えていたなら、それは喜ばしいことです。無関心よりマシです。ネタになるだけマシです。少なくとも存在しているという証明にもなりますから。関心が無いというのは存在が無いのと同じです。無関心ほど辛いものはないのです。
馬鹿にされていたとしてもグッとこらえて、必ず見返してやりましょう!
私もコミュ障と馬鹿にされたことから自分のやる気に火が付きました。
失敗が怖い気持ちはわかります。
でも失敗した理由って、
もしかしたら、たまたま相手の機嫌が悪かっただけかもしれないし、自分の笑顔がヘタクソだったのかもしれない(笑)
いろんな事気にしてたらキリがありません。
今度は上手くやってやる!くらいが
精神的にも楽だし、実際上手くいきます。
そんなプラスの感情が、次のプラスの感情を引き寄せてくれます。本当です。
楽しい人の周りには自然と楽しそうな人がよってきますよね?それと似たようなもんです。
それに失敗した方が振り返ったとき面白いですよ!自虐ネタとしても使えます!
もし失敗したなら、
どんどんメモっちゃいましょう(。>∀<。)
失敗の数だけ行動したっていう自分が頑張ってる証にもなりますからね。
私の好きな言葉に「千里の道も一歩から」
という諺があります。
どんなことも最初の一歩を踏み出さなければ始まりません。画面の前のあなたも一歩を踏み出しましょう!
心配は無用です。
私にも出来ましたから。
絶対にできます。
自信がない?
初対面の場もない?
ネットにいくらでもあるじゃないですか!
ネットのいいところは失敗してもアカウントを作り替えれば何度でもやり直せることです。
(だからといって何でもして言い訳ではないですよ!人としてのマナーは守りましょう)
いきなりリアルじゃ敷居が高いなら、
バーチャルでやれば良いんです。
それである程度自信をつけたらリアルに移行する、それでも遅くありません。
とにかく前に進むことが大切なんです!
とってもボリューミーな記事になってしまった…最後までお付き合い頂き、感謝します。
読んでくださる読者のみなさんのおかげで、モチベーションが保ててます。ほんとうにありがとう!!!
まだ知識を持ち合わせていないので出来ませんが、いずれここにオススメの本とか紹介しておきます。私なりの書評も合わせてね!
それでは( ˘ω˘ )
次をお楽しみに!